「障害者本人が1人で鉄道を利用する場合、運賃割引が適用されないケースがあります」と制度見直しを求める当事者の声が、福井新聞の「ふくい特報班」(ふく特)に寄せられた。JRなど全国の大手鉄道各社は、片道の距離が100キロ以内の場合、障害の重い「第1種」の障害者でも、運賃が半額の割引となるのは介護者同伴のケースのみで、本人単独だと対象外となる。日常生活での利用が除外される「100キロの壁」に、投稿者は「自立的な外出実態と乖離(かいり)している」と訴える。(福井新聞)
鉄道の障害者運賃割引の対象にならなかった経験を語る車いすの男性=福井市内
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