市シティプロモーションロゴマークを明るい色調に仕上げたデザインマンホールふた

 【小山】浅野正富(あさのまさとみ)市長は5日の記者会見で、市の下水道事業PRと魅力発信のため、市内で第2弾となるデザインマンホールふた1基を製作したと発表した。来年1月7日に中央町3丁目のまちの駅「思季彩館」前の歩道に設置する予定。浅野市長は「地域の特色や文化を反映したデザインとなっており、市内外から多くの方に見学に来ていただきたい」と期待を込めた。

 デザインは市シティプロモーションのキャッチコピー「小さな自慢が山ほどあります」を表現したロゴマークを基にしている。結城紬(つむぎ)やコウノトリ、思川などをモチーフにしたイラストを組み合わせた形で、中でもハンドベルや市産ブランド豚「おとん」などは本来の色調よりカラフルに仕上げ、多くの人の目に留まるよう工夫した。

 担当した市下水道施設課の上野紫音(うえのしおん)さん(31)は「思川桜の花びらや間々田ひもの結び目、ハトムギの実はそれぞれ同系の2色を使うなど、細かい部分にもこだわった」という。

 直径90センチの鋳鉄製で、重さは40キロ。設置後にマンホールカードの作製手続きに入り、来年度中に配布できるよう取り組む。

 市は4年前の庁舎開庁に合わせ、南側玄関近くにご当地ゆるキャラ「政光(まさみつ)くん・寒川尼(さんがわに)ちゃん」をあしらったデザインマンホールふたを第1弾として設置。それに伴い作製したカードの総配布枚数は1万7千枚を超える人気となっている。

 市によると、カードは現地を訪れなければ入手できない希少性から近年人気が高まっており、全国で約1200種類が配られているという。