「上げ下げらくらく うす型パンツ」(中央)など、大人用紙おむつ「リリーフ」シリーズの一部

「リリーフ 上げ下げらくらく うす型パンツ」を手にする研究員の伊藤さん=市貝町

「上げ下げらくらく うす型パンツ」(中央)など、大人用紙おむつ「リリーフ」シリーズの一部 「リリーフ 上げ下げらくらく うす型パンツ」を手にする研究員の伊藤さん=市貝町

 超高齢化が進み要介護認定者が増える中、大人用紙おむつ(パンツタイプ)の需要が高まっている。トイレタリー大手の花王(東京都中央区)は、身体の状況に合わせた紙おむつ「リリーフ」の機能性、使いやすさを追求している。

 紙おむつなど紙加工製品の研究開発は、製造拠点も抱える栃木事業場(市貝町)内のサニタリー研究所で行っている。同社の紙おむつは1983年にベビー用からスタートした。大人用のリリーフは91年に発売。