日常的に家族の介護や世話を担う「ヤングケアラー」の支援に力を入れる県は13日と来年1月25日、ケアラー当事者を対象としたイベント「ケアラーズなかまあつまれ」を催す。参加対象を高校生~40歳と小中学生に分けて、リラックスできる企画や遊びの場を提供し、思いや悩みをすくい上げる。当事者を対象とした県のイベントは初めて。

 第1回を13日に小山市城山町3丁目のコワーキングスペース「SEKEN」で開く。家族のケアやサポートに関わる高校生~40歳であれば誰でも参加できる。

 同じ境遇の人たちと語り合ったり、ボードゲームやメイク、ネイル、ヘッドマッサージなどでリフレッシュしたりする。「ヤングケアラーコーディネーター」に相談できるコーナーもある。午後2~4時。

 来年1月25日に、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮で開く第2回は、小中学生が対象。支援団体が協力したeスポーツ体験やエアトランポリンなど子ども向けの遊びの企画を用意している。相談コーナもある。午後1~3時。1人でも家族でも参加できる。

 両イベントとも参加無料。(問)県こども政策課028・623・3061。