福岡の「一風堂」「一蘭」、名古屋の「歌志軒(かじけん)」、仙台の「ラーメン☆ビリー」。2025年は全国の有名ラーメンチェーン店が宇都宮市内に相次いで出店する1年となった。宇都宮進出を決めた各社の思惑は-。地元の人気店主が考える出店ラッシュの背景とは-。「餃子のまち宇都宮」で熱を帯びる“ラーメン戦争”の現状をリポートする。
「多くのお客さまからの反響を受け、このたび事前予約枠を拡大することとなりました」
12月17日、宇都宮市鶴田町に栃木県1号店をオープンする「一蘭」。同社の公式X(旧ツイッター)は6日、開店前に実施している「特別営業」の枠を拡大させると表明した。とんこつラーメン有名店の県内初上陸とあって、「我先に」と来店を望むラーメンファンの多さがうかがえる。
一蘭は、天然とんこつと赤い秘伝のたれが特徴のラーメンが人気。味の濃さ、こってり度、麺のかたさなどを細かくカスタマイズできるのも特徴だ。
記者も宇都宮鶴田店で11月下旬に行われた「メディア招待会」に参加し、一足早く店内を見学。ラーメンに没頭できるように大きく仕切られた、一蘭の代名詞とも言える座席「味集中カウンター」などを確認することができた。
■地元の熱烈な出店要望
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