昭和元年から数えて100年の節目の年が、もうすぐ終わりを迎えます。市街地、デパート、ホテル…。私たちが住むまちのスポットはどのように変遷したのでしょうか。「昭和100年」の2025年の暮れに、昔と今、それぞれの写真とともに紹介します。

【昭和100年 記憶の遺産】十字屋佐野店(佐野市)

 初日は大きなくす玉が割られ、カラフルな風船が空に舞い上がった。

 記念品などを求めて大勢の客が押し寄せ「本当に大忙し。すごく華やかな場所だった」と、十字屋佐野店の元店員、大川敏子さん(79)は振り返る。