下野新聞社の「2025年県内十大ニュース」が20日、決まった。

 1位は、バスケットボールBリーグ宇都宮ブレックスの3季ぶり3度目となるチャンピオンシップ制覇。ブレックスは6月のチャンピオンズリーグ・アジアでも優勝し、活躍が際立った。注目度は高く、はがき、「下野新聞デジタル」いずれも2位以下を大きく引き離した。

 2位は、サッカーJ3栃木シティのJ2自動昇格圏内となる2位以上の確定。関東リーグから3季連続となる昇格で、J3リーグ初制覇も果たした。異なるプロスポーツの話題が1、2位を占め、多彩なプロスポーツチームが本拠地とする本県ならではの結果となった。

 3位は、那須塩原市の東北自動車道那須-黒磯板室インターチェンジ間の上り線で4月に発生した、3人死亡、11人が重軽傷を負った逆走多重事故。4位には、県内14観測地点中6地点で過去20年間の最多を更新した猛暑日日数が入り、今年を象徴する事故、気象の話題が続いた。

 応募総数は1022件で、2年連続で千件の大台を上回った。内訳は、はがき168通、公式ウェブサイト854件だった。

 30日に特集を掲載する。

2025年栃木県内十大ニュース

順位 内容 ()は掲載日 得点
1 バスケットボールBリーグチャンピオンシップで宇都宮ブレックスが3季ぶり3度目の頂点(5月28日)。6月のチャンピオンズリーグ・アジアも初制覇した 5,913
2 サッカーJ3の栃木シティがJ2自動昇格圏の2位以上を確定した。日本フットボールリーグから初昇格し1年目。関東リーグから3季連続で昇格(11月24日) 4,497
3 那須塩原市の東北自動車道那須-黒磯板室インターチェンジ間の上り線で逆走多重事故が発生した(4月28日)。3人が死亡、11人が重軽傷を負った 3,281
4 最高気温35度を超える猛暑日の日数が、県内14観測地点中6地点で過去20年間の最多を更新。県内全域で記録的な最高気温となる地点が相次いだ(8月29日) 3,082
5 NHKが2026年度前期の連続テレビ小説は本県などを舞台にした「風、薫る」と発表。主人公の一人は大田原市出身の大関和がモチーフ(1月25日) 3,025
6 那須塩原市埼玉の店舗兼住宅敷地内で、男性がクマに襲われ重傷を負った。民家や学校が集まる市街地でのクマによる人身被害は県内で初めて(7月1日) 2,965
7 2025年産の県産イチゴの販売額と出荷量について、全国1位が確実となった。販売額は過去最高を更新し31年連続、出荷量は37年連続で日本一(6月7日) 2,963
8 宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の2023年8月開業以降の累計利用者数が1千万人を突破した。想定より6カ月早い達成(8月21日) 2,649
9 勤務する県立高の女子更衣室に小型カメラを設置して盗撮したとして、県警が教諭の男を逮捕(8月14日)。前任校を含めて30台以上のカメラが発見された 2,266
10 1988年の開館後初となる大規模改修を経て、宇都宮市のコジマ子どもサイエンスパーク(県子ども総合科学館)がリニューアルオープンした(10月4日) 2,007

11位~20位は次の通り。

⑪ゼビオホールディングスが「宇都宮パルコ」跡取得を発表
⑫全国高校野球選手権栃木大会で青藍泰斗が35年ぶり2度目の優勝
⑬大阪・関西万博で本県ブースが公開された
⑭LRTのJR宇都宮駅西側延伸事業で宇都宮市が2030年の開業時期延期を公表
⑮大相撲名古屋場所で大田原市出身の十両三田が初優勝
⑯JA全農とちぎが2025年産コシヒカリの概算金を60キロ当たり2万8千円と決定
⑰東武宇都宮百貨店が大田原店を2026年8月31日で閉店すると発表
⑱県立美術館のデジタルアート展「親愛なる友フィンセント 動くゴッホ展」の来場者が5万人超え
⑲宇都宮空襲被害で届けられなかった1945年7月13日付の下野新聞を特別紙面として発行
⑳サッカーJ3の栃木SCと栃木シティが対戦する「栃木ダービー」がJリーグで初めて実現

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 抽選の結果、商品券(1万円分)の当選者5人、クオカード(千円分)と下野新聞社キャラクターグッズセットの当選者各30人が決まりました。発表は、発送をもって代えさせていただきます。