スコーン(左から、こしあん、ホワイトチョコグランベリー、ミルクチョコ)

温かみのある店内に立つ山崎雅人さん(右)、綾香さん夫妻

スコーン(左から、こしあん、ホワイトチョコグランベリー、ミルクチョコ) 温かみのある店内に立つ山崎雅人さん(右)、綾香さん夫妻

 ほのかな甘みが香る、しっとりした食感のスコーン。大口を開けて頬張ると「こしあん」や「ミルクチョコレート」といった具材のかたまりが、主役だと言わんばかりの存在感を放つ。

 常時20種ほどのスコーンを手がける山崎雅人(やまざきまさと)さん(36)は、那須塩原市や那須町にある人気のカフェで3年間修業。具入りのスタイルは独立後「たまたま始めた」というが、「レンジで温めれば、とろっとして食感が違ってくるんです」と多彩な楽しみ方が売りの一つとなった。主に販売を担う妻の綾香(あやか)さん(44)の情報発信力と相まって、リピーターをがっちりとつかんでいる。