りそなB1第17節は28日、さいたまスーパーアリーナほかで12試合が行われ、東地区首位の宇都宮ブレックスは同地区の越谷に80-67で快勝し、年内最終戦を白星で飾った。5連勝で通算23勝5敗とし、地区首位をキープ。会場には観衆2万475人が訪れ、2日連続でリーグ史上最多入場者数を更新した。

 ブレックスは第1クオーター(Q)、強度の高い守備で相手の得点を抑え14-8の立ち上がり。第2QはD.J・ニュービルが10得点を挙げるなどけん引し、37-22で試合を折り返した。

第2クオーター2分、ブレックスのフォトゥがインサイドで得点を挙げる=さいたまスーパーアリーナ、加藤竜矢撮影
第2クオーター2分、ブレックスのフォトゥがインサイドで得点を挙げる=さいたまスーパーアリーナ、加藤竜矢撮影

 第3クオーターも流れは変わらず、相手に連続得点を許さず差を開き58-33。第4Qは意地を見せる相手に反撃を受けたが、渡辺裕規(わたなべひろのり)の2本を含む、5本の3点シュートを沈めるなどし逃げ切った。

 次戦は来年1月3日午後2時5分から、仙台市のゼビオアリーナ仙台で同地区の仙台と戦う。

点取れずとも勝てるすべある

 2025年を納めるにふさわしい締まったゲームを見せた。ブレックスは2日続けて相手を60点台に抑え完勝。連日先発して相手にプレッシャーを与えた高島紳司(たかしましんじ)は「自分の役割を果たせた」と胸を張った。