本年度県内で寄せられたクマの目撃情報は281件に上り、県の統計が残る2012年度以降で最多を更新したことが、29日までに県のまとめと下野新聞社の集計で分かった。例年目撃が減り始める9月以降も相次ぎ、最多だった24年度(255件)を上回った。人身被害も過去最悪に並ぶ4件発生した。餌の実りが良好だった影響で一部の個体は冬眠が遅れている可能性もあり、専門家は「遭遇リスクが高まる行動を引き続き控えることが重要」と呼びかける。