栃木県立高の校内で生徒が別の生徒を暴行している動画が交流サイト(SNS)で拡散したことを受け、県教委は7日、県庁で記者会見を開き「被害に遭われた生徒と関係者に対し、深くおわび申し上げる」と謝罪した。近く同校で保護者説明会を開く方針。県教委はいじめに該当するか調査を進める一方、動画流出や拡散によって個人情報の侵害や二次被害を招くことを危惧し、悪質な誹謗(ひぼう)中傷に関しては警察に相談する考えも明らかにした。
県教委によると、動画は昨年12月、校舎内のトイレで清掃終了後に撮影された。同校と県教委は1月4日夜にSNSでの拡散を確認し、5日に動画に映る生徒を把握した。
県警が暴行事件として捜査しており、県警によると加害生徒は事実を認め謝罪しているという。
動画は関係する生徒間で共有されていたが、SNSで拡散した経緯は不明という。拡散以前に生徒間でのトラブルは確認されていなかった。
同校は5日、保護者に事実確認中であることなどを一斉メールで伝え、8日の始業式後には生徒にいじめの有無や学校生活の不安などに関するアンケートを実施する。
動画の拡散を受け同校に誹謗中傷が相次いでおり、河上恵太(かわかみけいた)高校教育課長は「あまりにも悪質な場合は警察へ相談する」と述べた。加害者とされる生徒をSNS上で特定するような行為については「個人情報の重大な侵害であり、二次被害を招きかねない」として、やめるよう訴えた。
県教委はスクールカウンセラーと連携し、生徒らの心のケアに最優先に取り組む。安全確保のため県警に学校周辺などの巡回を依頼した。6日の県立学校長会議では、各校長に安全安心な学校づくりについて改めて指示したという。
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