俳優の原田美枝子が、短編映画「カラノウツワ」で主演を務めた。パチンコ店を舞台に年の離れた男女の交流を描く。「俳句のように、限られた描写で想像をかき立てる。短編ならではの良さがある作品です」と語る。
短編オムニバス映画「MIRRORLIAR FILMS Season8」(16日公開)の中の1本として上映される。脚本と監督は、原田と長年の親交がある俳優の松田美由紀が担った。
あるパチンコ店の常連客・文子(原田)は、騒がしい店に不似合いなほど上品な雰囲気の女性。ある日、店に忘れ物をしたことがきっかけで、アルバイトの土井(佐藤緋美)と親しくなる。
多額の相続財産を持て余しているという文子と、複雑な生い立ち故に「はい上がり方も分からない」土井。正反対のようでどこか似ている2人は交流を続けるが…。
今回の撮影で初めてパチンコ台に触ったという原田。「当たりが出るたびに音声が流れるから、何だか褒められているみたいで楽しい」。文子のように孤独を抱えた人が「つい通ってしまう気持ちが分かった」と話す。
それでも埋めきれなかった心の隙間に入ってきたのが土井だ。「ただの客ではなく『常連さん』と認識して声をかけられたのがうれしかったんだと思う」。やがて2人の関係は思わぬ結末を迎えるが「たとえ一瞬でも、互いに引かれ合う何かがあったのは真実。その『何か』を感じ取ってほしい」とアピールした。
(「MIRRORLIAR FILMS Season8」は8都府県で1月16日から2週間限定上映▽詳しい上映館は映画の公式サイトで▽1月23日からは動画配信サービス「Lemino」で視聴可能)
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