栃木県立高の校内で生徒が別の生徒を暴行している動画が交流サイト(SNS)で拡散した問題を受け、生徒が通う高校は9日夜、緊急保護者会を開き、校長が謝罪した。現状の再発防止策と並行して、今後防犯カメラの導入などを検討することを明らかにした。

 保護者会は非公開で約1時間20分開かれ、終了後、高校が報道陣の取材に応じた。集まった約250人の保護者に、校長が校内で暴力行為があったことや、動画が拡散される前に事態を把握できなかったことなどを謝罪し、教頭が事実の経緯を時系列で説明した。

 保護者からは今後の学校生活における安全対策への要望や意見、生徒の進路への影響について不安などの声が上がったという。

 今後、防犯カメラに加え、今回の問題で全国から抗議が相次ぐなどしているため、部外者に対する生徒の安全対策として、入校証の発行の導入も検討する。

 再発防止策として、昼休みなどに教職員が校内外の見回りを強化し、交流サイト(SNS)などのリテラシー教育や相談しやすい学校の環境づくりにも取り組む。登下校時の学校周辺警戒も当面の間続ける。

 同校は全校生徒を対象に個人面談も行った。校長は「被害生徒への支援や関わった生徒への指導を含め、生徒たちが安心安全な学校生活を送れるよう尽力する」と話した。