昨年の県内ゴルフ界の最も大きなニュースは、女子プロテストで4年ぶりに2人が合格したことだった。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の2025年度最終プロテストに合格したのは、いずれも宇都宮文星女子高出の池羽(いけば)陽向(ひなた)(23)=小山市=と横山珠々奈(よこやますずな)(22)=さくら市。県勢の合格は新型コロナウイルス禍の影響で21年6月に行われた20年度合格の篠崎愛(しのざきまな)(上三川町出身、宇都宮文星女子高出)以来だ。2人は「合格するものと信じていた」と口をそろえた。

母校、宇都宮文星女子高で合格祝いの花束を受け取る横山(右端)と池羽(右から2人目)
母校、宇都宮文星女子高で合格祝いの花束を受け取る横山(右端)と池羽(右から2人目)

 会場は岡山県のJFE瀬戸内海GC(6464ヤード、パー72)。全国3会場で開催された第2次予選を通過した97人と予選免除者の8人を加えた105人が出場。4日間72ホールでパープレー288、18位までの22人が合格した。

 5月の全米女子オープンに、難関の予選を突破して出場した池羽は6度目の挑戦。第2日は76で後れを取ったが、第3日は70、最終日は69と巻き返し、通算2アンダーの12位で突破した。

 5度目の挑戦となった横山。第2日に69をマークして得た貯金を生かし、第3日は73、最終日は74だったが、トータルパープレーでぎりぎり18位タイで滑り込んだ。特に最終ホールは2メートルのパーパットを沈めていただけに、最終的な合否はどうなのか、ネット配信画面を見ていた応援者を心配させた。「このパットで合格と分かれば、打てなかったかも」と舌を出して振り返っていた。

 女子ツアーの場合、男子ツアーと大きく違って、“ひのき舞台”で活躍するにはライセンスがないと非常に厳しい道のりとなる。19年からツアー出場権を得るクオリファイング・トーナメント(QT)がプロテスト合格者でないと出場できなくなった。それまでQTで上位に入れば単年登録者としてプレーできたが、それが不可能になったため、プロテストの重要性は以前よりもさらに高まっているのだ。

 池羽、横山にとってプロ1年目の今年26年は、下部ツアーのステップアップツアー22試合に出場できるチャンスでもある。先輩の篠崎も昨年はステップアップツアーで頑張ってレギュラーツアーに再三、参戦した。アマ時代から2人の実力は誰もが認めるところ。1次予選からの合格率は2・9%という超難関を突破した2人。やってくれると信じたい。