賑わいエリアの整備が進む宇都宮市中央卸売市場=2025年12月、宇都宮市簗瀬町、ドローンから

賑わいエリアの整備が進む宇都宮市中央卸売市場=2025年12月、宇都宮市簗瀬町、ドローンから

 【宇都宮】佐藤栄一(さとうえいいち)市長は22日の定例記者会見で、市中央卸売市場(簗瀬町)に3月20日オープンする一般消費者向け「賑(にぎ)わいエリア」のテナントを公表した。佐藤市長は「幅広いジャンルの飲食店などが出店する。市の食のランドマークとなる施設を利用してほしい」と述べた。一方でテナントが決まらない未契約の区画もあり、引き続き交渉を続けていく。

 同エリアは市場敷地約15ヘクタールのうち約2・7ヘクタールを活用。エリアは「生活利便」「食の専門店」「イベント」の3ゾーンに区分けされ、食の専門店には青果専門店「あぜみち」や精肉専門店「山九」のほかに餃子(ぎょーざ)、和菓子、焼き肉店などが入る。生活利便はスーパー「かましん」やドラッグストアが入り、イベントにはカフェや芝生広場を設ける。名称は「Frespо(フレスポ)うつのみや市場」に決定。「Friendly Spot」(親しみがわく場所)の意味を込めた。

 整備は民設民営で進められており、大和リースが担っている。テナント区画は全体で30区画、うち現時点で10区画が未契約。内装工事はテナント側が施工するため、物価高騰で契約が進まないケースもあるという。「かましん」が3月12日にプレオープンし、12テナントがグランドオープンの同20日に開業する。

 佐藤市長は「人と食が集う、にぎわいの交流拠点となる。(未契約区画は)大和リースなどに働きかけ、埋めていただける努力をしていきたい」と述べた。市は貸し出しにより、年間5千万円の借地料を得る見通し。