クマ出没対応訓練で、対象に向けて銃を構える県猟友会のメンバー=1月下旬、佐野市戸奈良町

クマ出没対応訓練で銃を構える県猟友会のメンバー(中央)=1月下旬、佐野市戸奈良町

クマ出没対応訓練で、対象に向けて銃を構える県猟友会のメンバー=1月下旬、佐野市戸奈良町 クマ出没対応訓練で銃を構える県猟友会のメンバー(中央)=1月下旬、佐野市戸奈良町

 栃木県が6日に発表した2026年度一般会計当初予算案には、子育て世帯の負担軽減や暮らしの安全安心につながる施策が盛り込まれた。国の動きに連動して独自に公立中学校の給食無償化を実施し、超高齢社会の中で増え続ける救急搬送患者の受け入れ促進へ新たな補助制度を創設する。社会問題化しているクマ被害対策として捕獲技術の向上を図り、担い手確保にも注力する。

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 1月下旬、佐野市の小学校跡地で、市街地にクマが現れた想定の訓練が県主催で行われた。「緊急銃猟の実施を決定する」。金子裕(かねこゆたか)市長の宣言が終わると、県猟友会や県警、自治体関係者が一斉に持ち場へ移動し、住民の避難誘導、交通規制からクマ役を撃つまでの流れを入念に確認した。

 県によると、2025年度のクマ目撃件数は昨年12月末時点で283件と、過去10年で最多を更新した。人身被害も相次いだ。