昼夜を問わず救急搬送患者を受け入れている自治医大付属病院救命救急センター=5日午後、下野市薬師寺

 栃木県が6日に発表した2026年度一般会計当初予算案には、子育て世帯の負担軽減や暮らしの安全安心につながる施策が盛り込まれた。国の動きに連動して独自に公立中学校の給食無償化を実施し、超高齢社会の中で増え続ける救急搬送患者の受け入れ促進へ新たな補助制度を創設する。社会問題化しているクマ被害対策として捕獲技術の向上を図り、担い手確保にも注力する。

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 5日、自治医大付属病院救命救急センターに1台の救急車が到着した。スタッフが手際よく患者を受け入れ、処置が始まる。間もなく赤色灯をともした次の救急車が滑り込んできた。

 県内の救急搬送患者数は年々増加が続き、2024年は約8万6千人に上った。救急医療機関の受け入れ態勢は逼迫している。