「緑の甲子園」と呼ばれる今年の全国高校ゴルフ選手権大会男子の部で佐野日大が初の日本一に輝くか、期待が集まっている。
緑の甲子園は1957年に第1回大会が開催された。80年からは団体戦が加わり、昨年からは個人戦は日本ジュニアと統合され、団体戦だけで争われるようになった。平成には大田原市の那須野ヶ原CCが開催コースとなったこともあったが、2021年からは宇都宮市のサンヒルズCCが舞台となっている。個人戦の優勝者を見てみると倉本昌弘(くらもとまさひろ)(崇徳)、川岸良兼(かわぎしりょうけん)(小松明峰)、宮里優作(みやざとゆうさく)(大阪桐蔭)、松山英樹(まつやまひでき)(明徳義塾)などそうそうたる顔ぶれが並んでいる。
佐野日大は初優勝が期待された昨年、5度目の優勝を飾った埼玉栄に10打及ばず6位に終わった。この年の関東高校選手権夏季大会(32校参加)では、埼玉栄を1打かわして2年連続5度目の優勝を飾っていた。その実績で優勝候補の一角だっただけに、悔しい大会となった。
団体戦は一昨年まで2日間36ホールで争われてきたが、昨年から3日間競技となった。1校4人編成で上位3人の合計スコアで競われ、予選の上位8校が決勝に進むシステム。決勝は予選のスコアは関係なく、18ホールで争われる。
今年、優勝が期待される最大の要因は昨年の国民スポーツ大会(国スポ)で初優勝を果たした少年男子本県選抜メンバーの林田遼汰(はやしだりょうた)(1年)、佐藤(さとう)ミラー(2年)の2人が残っていることだ。
国スポは2日間競技で、初日に佐藤が64(パー72)でベストスコア賞に輝き、チームを引っ張った。最終日は林田が2イーグル、5バーディーの63でコースレコードとベストスコア賞を獲得し、初日首位の広島を退けた。個人では佐藤が4位、林田が6位に食い込んだ。
昨年の緑の甲子園決勝で6アンダー66と一人気を吐いた高木暢仁(たかぎまさと)(2年)も残った。さらに、新入学生に日本ジュニアチャンピオンが加わる予定で、選手層が厚くなることは確実だ。
チームを率いるのはプロでもある阿部裕樹(あべひろき)監督。日本アマチャンピオンで国体2度優勝。プロとしてもツアーでパーオン率1位になった実績を持つ。強豪大学ゴルフ部の監督経験もある河内喜文(こうちよしぶみ)コーチがサポートする。「(優勝を)狙いたい」と言い切る監督の言葉に、より期待は増す。

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