【大田原】冬ごもりしていた虫が地上に出てくる頃とされる二十四節気の啓蟄(けいちつ)の5日、湯津上の国指定史跡・下侍塚古墳で、松の木75本のこも外しが行われた。
松の木は、1692年に徳川光圀(とくがわみつくに)が日本初の学術的発掘調査を行った後、墳丘の保護を目的に植えられたことに由来するとされる。こも外しは地域住民らでつくる「侍塚古墳松守(しょうしゅ)会」が毎年行っており、早春の風物詩となっている。
この日は同会員ら約50人のほか、地元の湯津上小・中の生徒児童49人が参加。子どもたちはこもに付いた虫に驚きながらも、作業に精を出していた。
湯津上小6年佐藤諒(さとうりょう)さん(12)は「昔からの文化に触れられて良い体験ができた」と笑顔。同会の平野精一(ひらのせいいち)会長(86)は「天候に恵まれ、無事に終わって感謝。子どもたちには大人になってからも参加してほしい」と話した。
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