前夜祭で花束を受け取った藤井棋王(右端)と増田八段(左端)=14日午後6時20分、日光市鬼怒川温泉大原、広瀬華撮影

 将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯(下野新聞社、日本将棋連盟など主催)5番勝負第4局の前夜祭が14日、日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で開かれた。藤井聡太(ふじいそうた)棋王(23)=竜王・名人・王位・棋聖・王将との六冠=と、挑戦者の増田康宏(ますだやすひろ)八段(28)は約130人の地元ファンや関係者を前に、対局への決意や感謝を語った。

 棋王戦は昨年も両者が争ったが、藤井棋王が3連勝し、3連覇を決めた。第4局が行われる予定だった同ホテルでは当時、祝賀会が開かれた経緯がある。今回は第1、3局を増田八段が制し、初タイトルまであと1勝に迫っている。

 前夜祭で藤井棋王は「この会場は山や川に囲まれ、リラックスしながら対局できる。厳しい状況だが、これまでの反省を踏まえ集中して臨みたい」と話した。県内での対局は初めてという増田八段は「本当は去年来たかった」と会場の笑いを誘った。「自然豊かな素晴らしい場所を用意していただいた。あすは良い対局を指したい」と述べた。

 下野新聞社の若菜英晴(わかなえいせい)社長は「昨年に続く両者の対決。全国から注目されており、熱戦を期待している」と激励した。

 対局は15日午前9時に同ホテルで始まり、夜に決着する見込み。大盤解説会などが予定されている。