「夢ささら×なすひかり」で栃木の風土表現した【九尾】純米大吟醸

 天鷹酒造(大田原市)は3月20日、「【九尾】純米大吟醸 無濾過生原酒 夢ささら×なすひかり」を発売する。

 「私の考える“おいしい栃木の酒”を造りたい。ここ数年、栃木を代表する米である『夢ささら』と『なすひかり』で酒を造り続け、特性を理解し始めた今、この二つの米で生まれる相乗効果で、栃木の風土を表現する新たな酒の可能性を切り開きたい」。今回の企画は、ある蔵人が穏やかながら熱を帯びた声で語ったのが始まりだったという。

 普段は物静かな蔵人(南部杜氏・下野杜氏のダブル資格を保有)がそこまで言うのなら、とその決意に打たれ、企画会議では満場一致で開発が決まった。

 新しい米や酵母、技術への挑戦とは異なり、シンプルに磨き上げていく、まさに王道への挑戦になった。若い世代や女性にも愛される華やかな香りと、日本酒らしい豊かなうま味のバランスを追求することで、日本酒への入り口を広げながらも、日頃、日本酒を愛飲している方にも満足してもらえる、そんな誰もが親しみやすい「栃木の酒」を目指したという。

 酒質は、香りが甘く華やか、果実味のあるみずみずしい香り。ジューシーさがありながら飯米のうま味をしっかりと感じられ、余韻を締める程よい苦みを持つ味わいを狙った。

 原料米には、栃木県産夢ささら(麹米)、栃木県産なすひかり(掛米)をそれぞれ精米歩合50%で醸した。アルコール度数17%。

 希望小売価格は720ミリリットルが2420円、1・8リットル4840円。九尾特約店で購入できる。