2シーズン目に完成した3種の「岩崎元気」ワイン

ロウ付け、ラベル貼りの出荷最終作業を行う岩崎さん(右)とボランティア=11日午後、足利市

コルク栓にロウを付ける岩崎さん=11日午後、足利市

2シーズン目に完成した3種の「岩崎元気」ワイン ロウ付け、ラベル貼りの出荷最終作業を行う岩崎さん(右)とボランティア=11日午後、足利市 コルク栓にロウを付ける岩崎さん=11日午後、足利市

 栃木市の大平地域でワイン造りに取り組む醸造家岩崎元気(いわさきもとき)さん(39)は、フランスから帰国後2シーズン目の2025年ヴィンテージワインを商品化した。4月上旬から、同市大平町ぶどう団地のかかしの里などで販売する。また3月末には台湾を皮切りに香港、シンガポール、タイへ順次輸出していく。

 岩崎さんは同市大平町ぶどう団地のブドウ農家の出身で、7年間、フランスでワイン造りを修業後、フランス国家公認醸造士を取得して24年に帰国した。最初のシーズンは赤ワインとロゼワインの2種を造ったが、2季目は3種を醸した。

 「岩崎元気 栃木ルージュ“ヴィラージュ”2025年」は、赤ワインのミディアムボディータイプ。同ぶどう団地のマスカット・ベリーA90%とメルロー10%を使った。750ミリリットルで希望小売価格5500円。「岩崎元気 マスカット・ベリーA“レジオナル”2025年」は、赤ワインのとても軽いライトボディータイプ。小山北桜高産を含め県内農家のマスカット・ベリーA100%で造った。同4400円。「岩崎元気 甲州“レジオナル”2025」は白にごりの辛口タイプ。市貝町のクサカ・ヴィンヤーズで栽培された甲州100%で醸した。同4950円。

 岩崎さんによると、同ぶどう団地のブドウについて、夏の雨量が少なく、マスカット・ベリーAは着色、糖度とも良好だったと評価した一方、メルローの成熟がなかなか進まず、11月上旬に干しぶどう状態で収穫した。「ヴィラージュはベリーAらしいチャーミングな果実感にメルローの干しぶどう感のある複雑な味わいを楽しめる」という。

 ラベル貼り作業は11日からワインを委託醸造したCfaバックヤードワイナリーで行われた。岩崎さんはワイン造りを支援する飲食店など県内外のボランティア7人とともに、コルク栓の周りをロウ付けしたり、ラベルを貼ったりし、3880本を商品化した。