甲冑姿で勝ちどきを上げる生徒ら

 【宇都宮】清原地区の住民でつくる「第20回きよはら飛山まつり」が14日、竹下町の飛山城史跡公園一帯で開かれた。地元の中学生らが戦国時代の武者行列や平安時代の烽火(のろし)の再現などに挑み、大勢の親子連れが時代絵巻を楽しんだ。

 NPO法人飛山城跡愛護会や清原地区自治会連合会などで組織する実行委員会が毎年開催している。

 飛山城は宇都宮氏に仕えた芳賀氏が鎌倉時代に築城し、豊臣秀吉の命で廃城になったと伝わる。

 祭りでは清原中の男子ソフトテニス部生徒が情報伝達のため、のろし台の松葉に点火。空高く白煙が上がり、続いて生徒らが甲冑(かっちゅう)姿で武者行列。「えいえい、おう!」と勝ちどきを上げた。1年鮎田琥玄(あゆたくげん)さん(13)は「歴史を感じた。宇都宮の武者らしく力強く歩んだ」と話した。

 このほか小中高校生や大学生らがステージ発表。清原北小の児童は古くから鬼怒川流域に伝わる「鬼怒の船頭唄」を歌い、市内のよさこいチーム「凛空(りんく)」は宇都宮城主、宇都宮広綱の正室・南呂院の物語を題材にした演舞を披露した。

 会場では古く鬼怒川水運の船頭が食べていた「船頭鍋」などが振る舞われ、来場者が舌鼓を打っていた。