少しでも家事を減らして子どもと過ごしたり、自分の時間を増やしたりできれば-。仕事や育児に奮闘する保護者の負担を減らそうと、保育施設を介して洗った昼寝布団や夕食の食材を届けるサービスが宇都宮市を中心に広がりつつあります。サービスを提供する県内の二つの事業者に内容や狙いを聞くと、どちらも「お母さんたちを少しでも楽にしたい」と思いやりにあふれていました。

 寝具の洗浄やホテルなどの清掃業務を行う秋桜(こすもす)(日光市)は、保育施設で利用する布団を保護者に代わって回収し、洗濯をして施設に届けるなどのサブスクリプション(サブスク)「すぐいく」を2021年に始めました。保育施設と連携して行っており、契約は保護者と結びます。現在、利用できる保育施設が宇都宮、鹿沼、日光の3市町にあり、4月から上三川町でもスタート。計18施設で利用できるようになります。

秋桜の平石さん。後ろにあるのは熱消毒器
秋桜の平石さん。後ろにあるのは熱消毒器

 すぐいくには五つのサービスがありますが、主力は第1弾として始めた「おふとん編」。お昼寝で使う布団を、それぞれの施設が指定するペースで回収。宇都宮市内の事業所で洗浄や熱消毒し、次に使う日までに届けます。保護者は布団を運んだり、干したりする手間がなくなります。

 4月から利用開始する人を含めると364人が利用しているそうです。同社代表の平石理恵(ひらいしりえ)さん(47)は「県外からも問い合わせがあり、時代に合っているんだなと思います」と手応えを感じています。