社会の気運醸成に向け、情報発信・対話活動を継続的に実施

「未来を選択する会議」、民間初の『人口問題白書』と緊急提言を公表 社会の気運醸成に向け、情報発信・対話活動を継続的に実施

 

公益財団法人日本生産性本部(東京都千代田区、理事長:前田和敬)が事務局を務める「未来を選択する会議」(英語名:Forum for the Future We Choose)は、3月25日(水)、政府の人口戦略本部において「未来選択・緊急提言-『縦割り』を超えた推進体制を」を提言し、政府に提出しました。この提言は、同会議の政策提言グループが中心となって取りまとめたものです。

また、3月27日(金)、民間団体として人口減少問題を取り上げた初めての白書となる「人口問題白書2025」を取りまとめ、公表しました。

 

本会議では、人口減少社会における「生き方」「くらし方」「働き方」を考え、その実現のために必要な社会構造の見直しや一人ひとりの意識改革に向けて、シンポジウムやセミナーの開催、関係者との対話・交流、情報発信、調査研究、政策提言等の取り組みを通じて、社会の気運醸成に継続的に取り組みます。

 

「未来選択・緊急提言」および「人口問題白書2025」の主な内容は以下の通りです。

 

 

「未来選択・緊急提言-『縦割り』を超えた推進体制を」の概要について

 

Ⅰ.基本的な考え方 ― 3つの方針

 

1.「政策リンケージ」の推進:舞台は地域

〇人口問題は幅広い分野にわたるテーマであり、目標実現には各分野の「政策リンケージ」の構築・実行がカギとなる。その舞台は「地域」である。

2.官民推進体制の確立:ブレずに取り組む

〇人口問題は中長期的な取り組みが必須。そのため、政府や自治体とともに、企業、地域、学校などと連携しながら、ブレずに取り組む。

3.国民への分かりやすい発信:選択肢と国民運動の展開

〇国民に人口問題をめぐる危機的状況を分かりやすく伝え、誰もが「自分ごと」として捉えてもらう。中でも、若者の視点やジェンダー主流化の視点が重要。

 

Ⅱ.検討課題の提案 ― 5つの提案

 

1.少子化対策は、“新たなステージ”へ

〇2029年度以降、「新たなステージ」への移行を検討すべき。目標は、「L字カーブ問題」解消や「正規化」の推進、そして、「若年世代政策」の始動。

2.「人材希少社会」への対応

〇「人材希少社会」では、労働参加の促進と、AI活用等による生産性向上が不可欠。“人への投資”を基本として「人材政策リンケージ」を推進。

3.「全世代型社会保障」の構築:「給付付き税額控除」への期待

〇人口減少社会は「超高齢社会」であり、全世代型社会保障の構築が急務。特に、「給付付き税額控除」は低中所得層支援に欠かせない。

4.「地域産業クラスター」や「地域生活圏」の導入

〇人口減少の影響を最も早く受けるのは地方。地域の継続的発展の可能性を拓き、我が国の経済・雇用の力を高めるため、「地域産業クラスター」や「地域生活圏」構想の社会実装を進める。

5.地域における「政策リンケージ」の推進:プロジェクトの立ち上げ

〇地域ベースの政策リンケージを推進するため、国のサポートを得て、地域が主体となって政策リンケージを構築するプロジェクトを立ち上げる。

 

「未来選択・緊急提言」詳細:

https://iroiromirai.jp/policyproposals/20260325-001/

 

 

「人口問題白書2025-人口減少時代の生き方、くらし方、働き方を考える」の概要について

 

第Ⅰ部 人口動向、人口問題に関する政策動向の紹介

〇人口動向および関連政策の動きを、データとファクトに基づいて客観的に整理。

第1章 人口動向

 1.総人口と人口構造の推移

 2.出生数、出生率の推移

 3.婚姻・出産の状況

 4.結婚をめぐる意識等

 5.出産・子育てをめぐる意識等

 6.東京一極集中の状況

 7.地域を取り巻く状況

 8.労働力関係

 9.外国人労働者問題

第2章 人口問題をめぐる取組

 1.政府の政策動向

   (1)1990年代~2013年の取組

   (2)近年の取組(2014年~2025年)

 2.民間団体などの取組

   (1)経済界・労働界の取組

   (2)地方団体の取組

   (3)民間会議体の取組

 3.「未来を選択する会議」の取組

   (1)「未来を選択する会議」の発足

   (2)活動状況

 

第Ⅱ部 調査研究の紹介

〇有識者の推薦による学術研究・文献の紹介とともに、初めて実施した人口問題に関する全世代意識調査の結果から一部を掲載。

 1.調査研究論文の紹介

 2.推薦論文一覧(全62件)

 3.推薦書籍一覧(全39件)

<速報>「全世代の意識動向調査」の結果概要

 

第Ⅲ部 有識者からの意見「人口減少問題をどう考え、いかなる対策を講ずべきか」

〇多様な分野・世代の有識者87名による、人口問題に対する寄稿を掲載。

 

「人口問題白書2025」詳細:

https://iroiromirai.jp/research/20260327-001/

 

リリース詳細:

https://iroiromirai.jp/news-20260327-002/