全国麻雀段位審査会から最高位の十段に認定された荒井さん

 【佐野】田沼町の自営業荒井輝二(あらいてるじ)さん(75)がこのほど、健全なマージャンの普及に取り組む一般社団法人・全国麻雀(まーじゃん)段位審査会から最高位の名人位十段に認定された。同審査会によると、十段は本県では荒井さんのみで、全国でも現在30人弱しかいないという。荒井さんは「とてもなれるとは思ってもいなかっただけに、とても感慨深いものがある。この栄誉に恥じないよう、さらに精進していきたい」と決意を新たにしている。

 同審査会(仙台市)は1973年、正しい健全なマージャンの普及、マージャン競技の品格・技術の向上を図ることを目的に発足した。特に健康マージャンの普及を通じて、高齢者の健康寿命の増進や介護予防、生涯学習の振興に貢献することに力を入れている。

 荒井さんは60歳の時に体調を崩し、「療養中でも何か打ち込めるものを」と考えていた中で健康マージャンを始めた。「還暦からのチャレンジだった」と振り返る。

 持ち前の研究熱心さと粘り強さを発揮し、腕前とマナーを磨き、着実にレベルアップ。同審査会の段位も意識するようになったとい。「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」では本県代表として活躍し、高段者が集う月例会や全国規模の大会でも好成績を続けた。

 十数年の研さんの末、ついに本年度、十段に認定された。同審査会によると、並々ならぬ努力はもちろんだが、才能と運も味方しないと十段は到達できない領域という。

 現在は指導する立場にもある荒井さん。「自分も(健康・競技)マージャンを通じて、多くの仲間を得ることができ、生きがいにもなっている。この素晴らしさも伝えていきたい」と話している。