栃木県などが舞台のNHK連続テレビ小説「風、薫る」が30日から放送される。俳優の見上愛(みかみあい)さん(25)が演じる主人公・一ノ瀬(いちのせ)りんら、那須地域で暮らす人々の「栃木ことば」(栃木弁)を指導したのが俳優小山(こやま)まりあさん(37)=那須塩原市出身=だ。ニュアンスや役の背景を考え、抑揚のこつを細やかに伝えた。「方言はドレッシング。素朴だが温かみのある栃木ことばで、ドラマの『おいしさ』を引き立てようと心がけた」と大役を振り返る。
小山さんは小学生時代の観劇を機に、芝居や舞台に興味を抱いた。西那須野中では演劇部に所属。16歳で上京し、俳優として活動する傍ら、2018年からは朝限定の演劇公演「朝劇明大前(あさげきめいだいまえ)」を主宰している。
数々の作品で出演やプロデュースを経験してきたが、方言指導は初めての挑戦。「一日を元気に過ごす活力になりたい」と依頼を即決した。
昨年9月からの撮影開始を見据え、完成前の台本を精読した後、栃木ことばに直せる箇所を拾い上げ、少しずつ修正を加えた。登場人物ごとにせりふを録音し、出演者には耳から生きた響きを覚えてもらった。
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