産学協同型教育「KITコーオプ教育プログラム」

金沢工業大学(石川県野々市市、学長:大澤 敏)は、文部科学省が実施する「令和7年度大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰」において、金沢工業大学の産学協同型教育「KITコーオプ教育プログラム」が最優秀賞に選定されました。表彰校は2026年3月30日に文部科学省より発表されました。

 

本表彰は、大学等におけるインターンシップやキャリア教育をはじめとする学生のキャリア形成支援活動のうち、正規の教育課程として高い教育的効果を有し、他大学や企業への波及が期待できる優れた取り組みを顕彰するものです。金沢工業大学の取り組みは、産学協働による体系的な教育設計と、学生が企業の一員として実務に従事する実践性が高く評価されました。選考委員会からの評価のポイントは以下の通り。

 

<評価のポイント>

・ 大学全体で推進するコーオプ教育の一環として、4か月規模の実習を配置することで、大学での学修と企業での実践を往還させる仕組みが整備され、工学教育と実務を高度に接続した教育モデルを構築している点が特徴的である。地域企業との協働体制が成熟しており、DX人材育成等の産業界のニーズに即した学修機会が継続的に提供されている。

・ 企業との協働体制が大学全体で構築されており、実務家教員の招聘や企業50社との連携による受入環境の整備など、産業界・地域社会との継続的な協働が推進されている。また、学生を「社員」として受け入れる形態を含む実践的な枠組みを工夫することで、学内外のリソースを活用しながら実務に近い環境での学修機会が提供されている。

・ 世界産学連携教育協会(WACE)基準に準拠した独自のプログラムを行うとともに、実習前後の評価や企業との連携状況を踏まえた教育改善に取り組むなど、プログラムの質保証に向けた組織的な体制が整備されている。大学の学びと社会実践を結び付ける教育モデルとして、次世代人材育成に貢献している。

 

[参考ページ] 文部科学省「令和7年度大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰の概要について」

https://www.mext.go.jp/content/20260330_mxt_gakushi01-100003720-1.pdf

 

文部科学省「大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰」について

 

「大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰」は、文部科学省が、大学・短期大学・高等専門学校におけるキャリア教育およびインターンシップ等の質的向上を目的として実施している表彰制度です。

本制度では、

・就業体験を伴うこと

・正規の教育課程として位置付け、単位認定を行っていること

・大学等が組織的に関与して実施していること

・教育的効果を把握・検証する仕組みを有していること

・大学と企業等が協働して取り組んでいること

といった要件を満たす取り組みの中から、特に優れたものを「最優秀賞」「優秀賞」等として選定しています。令和7年度は、全国の大学等から多数の応募があり、厳正な審査を経て受賞校が決定されました。

 

[参考ページ]

文部科学省「令和7年度大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰制度 受賞校を決定しました」

https://www.mext.go.jp/b_menu/internship/1408338.htm

 

金沢工業大学「KITコーオプ教育プログラム」の概要

 

「KITコーオプ教育プログラム」は、金沢工業大学が2019年度に導入し、2020年度から本格実施している正課の産学協同型教育プログラムです。世界産学連携教育協会(WACE)の国際基準に準拠しつつ、金沢工業大学独自の問題発見・解決型教育である「プロジェクトデザイン教育」を発展させた点に大きな特徴があります。

本プログラムでは、大学と企業が共同でカリキュラムを設計し、学生は事前学習を経た上で選抜され、約1~2か月(学部生)または約4か月(大学院生)にわたり、企業の「社員」として実際の業務に従事します。就業期間中は原則として給与が支給され、学生は責任ある業務を担いながら、大学で学んだ専門知識を実社会で活用します。

 

実習先企業は、NTT西日本グループ、鹿島建設株式会社、いすゞ自動車株式会社をはじめ、約50社に及び、データサイエンス、DX、サイバーセキュリティ、脱炭素、GXなど、Society5.0時代に求められる先端分野をテーマとした実践的な学びを提供しています。

 

教育効果を高める体系的な仕組み

 

「KITコーオプ教育プログラム」では、

・企業と連携した事前教育(寄附講座・課題設定等)

・就業期間中の月報提出や大学教員によるモニタリング

・企業による評価報告書

・成果報告会および振り返りレポート

といった事前・事中・事後を通じた体系的な学修プロセスを整備しています。これにより、学生の成長を定量的・定性的に把握し、学修成果を可視化するとともに、大学教育への還元を図っています。

また、企業から実務家教員(客員教員)を招聘し、現場での指導と大学教員の教育的支援を組み合わせることで、産学双方の知見を生かした人材育成を実現しています。

 

社会と大学をつなぐ新たなキャリア形成モデルとして

 

本プログラムを通じて、学生は「答えのない課題」に向き合い、自ら考え行動する力や、顧客視点に立った課題解決力、社会人としての責任感を身につけています。一方、企業にとっても、学生の柔軟な発想や専門知識を活用した研究開発・業務改善につながるなど、双方にとって価値ある取り組みとなっています。

金沢工業大学は、今後も「KITコーオプ教育プログラム」を核とした産学協同教育をさらに発展させ、地域社会および産業界と連携しながら、次世代を担う高度専門人材の育成に取り組んでまいります。

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コーオプ教育のイメージ

 

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