企画「夜に見つめる~まちに灯(とも)る物語~」の第2部のテーマは「命と日常を守る」。命と向き合う現場で奮闘し、平穏な暮らしを維持するために力を尽くす人たちの献身ぶりと心情に焦点を当てた。連載から四つの現場を抜粋し現状を伝えるとともに、担当記者3人が取材で感じた課題や展望を意見交換した。

(「夜に見つめる」取材班 延藤哲史、大貫茉伊子、小玉義敬)
 

 栃木いのちの電話によると、開局した1980年に3600件だった年間の電話相談件数は93年に1万件、2013年には2万件を超えた。以降12年連続で2万件台を推移しており、最多の2万6107件を記録した17年以降は8年連続で全国2番目に多かった。

 20~24年の相談を年代別でみると40、50代の合計が全体のおよそ5割を占める。

 相談内容のうち、自殺傾向の割合は統計を取り始めた1999年が0・4%。直近10年間は13%前後を推移し、2024年は過去最高の14・1%を記録した。