マルタン・マルジェラさんによる切られた爪をモチーフにしたオブジェ((C)Nils Edstrom)(提供写真)

 人毛を並べて時の経過を伝える作品((C)Nils Edstrom)(提供写真)

 映画「ウィキッド 永遠の約束」の世界観を表現した室内=東京・紀尾井町(提供写真)

 「果房 メロンとロマン」で人気の「メロンのモンブランパフェ」(提供写真)

 ラザール ダイヤモンドの新作リング「TRANSIT」(左上、左下)と「GCT」(右上、右下)(提供写真)

 マルタン・マルジェラさんによる切られた爪をモチーフにしたオブジェ((C)Nils Edstrom)(提供写真)  人毛を並べて時の経過を伝える作品((C)Nils Edstrom)(提供写真)  映画「ウィキッド 永遠の約束」の世界観を表現した室内=東京・紀尾井町(提供写真)  「果房 メロンとロマン」で人気の「メロンのモンブランパフェ」(提供写真)  ラザール ダイヤモンドの新作リング「TRANSIT」(左上、左下)と「GCT」(右上、右下)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【18日(土)】

 ▽「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」(~29日、千代田区)

 世界的なファッションデザイナーとして知られ、現在はアーティスト活動に専念するマルタン・マルジェラさんの大規模な個展が、旧山口萬吉邸(九段ハウス)で開かれている。かつて住居だった空間に作家自身が強い関心を寄せ、会場自体を作品化する試みが実現した。

 邸内の各部屋や浴室を巡ると、絵画や彫刻、映像、コラージュなど多様な技法の作品24点と出合える。一貫して感じられるテーマは、ありきたりで見過ごされがちな物事への慈しみだ。赤いネイルを塗った爪の切片をモチーフにしたオブジェは、一瞬で忘れ去られてしまう存在に目を向けた。

 アート制作に使う道具類に対しても、こうした思いは及んでいる。ルーブル美術館の収蔵庫に眠る彫像の鋳造型から着想を得て、石こうと木材を用いたインスタレーションには、役目を終えた物やその過程に対する敬意や温かな気持ちがこもっているようだ。「その鋳造型から彼が作った彫像は、ギリシャ彫刻のような肉体美をデフォルメし、“男らしさ”という既成概念に問いを投げかけてもいる」と企画担当の原田崇人さんは話す。

 マルジェラさんの幼少期からの興味対象であった“髪”が、生命の変遷を象徴している。黒髪から白髪へ移り変わる人毛を用いた作品を四つ並べ、老いや時間の経過を肯定的に表現。その発想は、ビーチで拾った古いサンダルを鮮やかに生まれ変わらせるオブジェや、学生時代の記憶と現在の自身を抽象化したセルフポートレート制作へと続く。

 「作品も展覧会自体も未完成の美しさをたたえ、創造のプロセスにこそ驚きと喜びがあると感じさせる。日常で見落とされがちな何かに光を当てる彼の作品に触れ、世界の見方を変えてもらいたい」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【18日(土)】

 ▽「WICKED:FOR GOOD STAY in Prince Gallery」(~5月31日、千代田区、事前予約制)

 開業10周年を迎える「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」で、映画「ウィキッド 永遠の約束」公開を記念した1室限定のステイプランが話題を呼んでいる。

 用意した特別ルームは映画の世界観を表現。主人公の対照的な魔女2人、エルファバとグリンダのイメージを反映させた。

 おしゃれなグリンダを象徴するピンク色のドレスやティアラ、桜やチョウのモチーフで華やかに彩る一方、深い森で過ごすエルファバをイメージした草木やエメラルド色の小瓶、帽子などが室内を飾る。大きな窓ガラス面に物語のシンボル「イエローブリックロード」を描き、窓外に広がる赤坂御用地や明治神宮の豊かな緑へと道が続くように演出した。

 企画担当の中川千穂さんは「室内のデザインを体感しつつ、外に広がる都会の自然を発見してほしい」と話す。ゲストに“アート性”を感じてもらうことが同ホテルのコンセプト。宿泊者限定のスイーツもアートのような美しさを備え、子供たちが楽しめる内容だ。

 紀尾井町は江戸時代の武家屋敷跡。36階ロビーには、その由来を未来へつなぐアートを展示している。彫刻家の細井篤さん、陶芸家の神谷麻穂さんら多彩な作家の作品を紹介。アートが都市の風景と溶け合う様子を宿泊客でなくても堪能できる。「ホテルでありギャラリーでもある場所。ここで得た“文化”を日常に持ち帰ってもらえれば」と中川さんは話した。

 ▽「メロンたっぷりのスイーツ」(~7月上旬、新宿区)

 神楽坂のメロン専門工房「果房 メロンとロマン」が春限定メニューを提供している。同店は、青森県つがる市が運営するメロン特化型のアンテナショップ。五感でメロンを体験できる施設として、季節ごとに新メニューを開発している。

 今春の新作「メロンとシトラスジンジャーの爽やかパフェ」はメロン果肉とジェラートを、清涼感ある味わいに仕上げた。SNSの投票で最も人気のあった「メロンのモンブランパフェ」も復活。メロンのモンブランクリームの中に、あんぽ柿とメロンの大福など和の素材を取り入れ、濃厚な味わいが楽しめる。

 神楽坂の路地裏にある店舗は、外観や店内の随所にメロンの網目を模したデザインが施され、落ち着いた空間で専門店の味を楽しめる。

 【25日(土)】

 ▽「DIAMOND CAFE」(~5月3日、港区、入場無料)

 米ニューヨークのカッターズブランド「ラザール ダイヤモンド」が、表参道のカフェ「ロフィシェル コーヒー」で“気軽に寄り道できるジュエリーショップ”をコンセプトとした期間限定のポップアップを行う。

 注目は、先行発売される新作リング2型だ。ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナルの駅時計をモチーフにした「GCT(ジーシーティ)」は、最新の鍛造技術を使い重厚な輝きを放つ。交差する線路を表現した「TRANSIT(トランジット)」は洗練されたデザインが目を引く。

 アイコンリング「セレスティアル」を含め、貴重なリングを実際に手にとり試着できる。会場にはジュエリーコンシェルジュが常駐し、初めて宝石に触れる人にも説明してくれる。

 カフェでは既存メニューに加え、限定のオリジナルスイーツやドリンクも登場。上質な宝石に触れた後、ゆったりしたひと時を過ごせる。