石蔵の歴史を描いた連作の一部作品

築100年以上の石蔵ギャラリー

石蔵の歴史を描いた連作の一部作品 築100年以上の石蔵ギャラリー

 【那須】子どもたちに命の大切さを感じてもらおうと、芦野の「石の美術館」は19日、同館でアート体験ワークショップ「いのちの絵を描こう」を開く。会場となる石蔵ギャラリーは100年以上前に米蔵として建造され、戦時中に爆撃を受けたが不発弾だったため崩壊を免れたという貴重な遺産。同館で個展を開いている鹿沼市在住のフィンガーアーティストMOiKA(もいか)さん(28)を講師に、石蔵の歴史に思いをはせながらそれぞれの感性で絵を描いてもらう。

 ワークショップは毎月第3日曜の「家庭の日」にちなみ「家族で日常の忙しさを忘れて心を整えてもらいたい」と企画。来月以降の開催も検討するという。

 講師を務めるMOiKAさんはデザイナーとして活動後、新型コロナ禍を機に絵画制作を本格化。子ども食堂などへの絵本贈呈やアート授業のほか、伝統文化や自然の恵みを記録するドキュメンタリーフィルム制作を手がけている。

 指を使って描くスタイルで、今回の個展のタイトルは「星と命と」。命、太陽、月、星の四つをテーマに制作した大小のアクリル絵画計36点を出展した。石蔵の歴史をモチーフにした連作も含まれる。

 同館の中川真弓(なかがわまゆみ)マネージャー(46)は「特に思春期の子どもたちにとって新年度早々は背伸びをして疲れをためてしまう時季。自分の色や自分らしさを見直す時間にしてほしい」と参加を呼びかけている。

 ワークショップは19日午後1時半~3時半。小中高校生対象で定員20人(事前予約制)。参加費1200円(入館料は無料)。

 個展は6月28日まで。入館料は高校生以上千円、小中学生500円、小学生未満無料。火、水曜休館。

 (問)0287・74・0228。