「ねずみくんの花ことば」

 アニメ「ねずみくんのチョッキ」より((C)なかえよしを・上野紀子/ポプラ社)

 インタビューに答えるなかえよしをさん

 なかえよしをさん

 「ねずみくんの花ことば」  アニメ「ねずみくんのチョッキ」より((C)なかえよしを・上野紀子/ポプラ社)  インタビューに答えるなかえよしをさん  なかえよしをさん

 1974年から続く人気の絵本シリーズ「ねずみくんのチョッキ」がテレビアニメ化され、4月からNHK・Eテレで放送されている。作者のなかえよしをさんは「テーマは思いやり。最近の世の中とは違って、ねずみくんの世界では争いはあまりない。身の回りのちょっとした出来事で幸せを感じるような、お話を作っている」と語る。

 赤いチョッキを着たねずみくんと仲間たちのユーモラスで心温まる物語。アニメはシリーズならではの、余白を生かした構図や、鉛筆の質感を生かした仕上がりだ。「アニメでも本のページを開く感じを出してくれている」と喜ぶ。

 シリーズは作家のなかえさんと、妻で画家の上野紀子さんの共同制作だった。上野さんが2019年に亡くなった後も、なかえさんは過去のシリーズの絵をパソコンに取り込み、組み合わせたり合成したりして新作を生み出している。

 4月には花言葉をテーマにした新作「ねずみくんの花ことば」が刊行され、絵本シリーズは延べ44作に。80歳を超えたなかえさんは「頑張って作っていたら50年たっていた。50作を目指そうかな」と精力的に取り組んでいる。

 「ねずみくんの花ことば」はポプラ社刊、1430円。