【小山】24年に1度行われる乙女不動尊の本尊御開帳が25日、乙女1丁目の泉龍寺で始まった。境内は無病息災や家内安全を祈る多くの参拝者でにぎわった。ご開帳に先立ち稚児行列も行われ、華を添えた。29日まで。

24年ぶりに姿を現した本尊
24年ぶりに姿を現した本尊

 本尊は鎌倉時代に日光、中禅寺湖から乙女地域にもたらされたとされる。これまでに何度もお堂は焼失したが、本尊は無事だった。そのため「火伏せの不動」とも呼ばれるようになり、多くの信仰を集めている。本尊は高さ約1・5メートルの木造立像。秘仏として、普段はお堂の奥に安置されている。

 この日は午前10時、寺の関係者ら約300人が寺から約1キロ離れた乙女公園に集まった。おはやしが鳴り響く中、色鮮やかな衣装に身を包んだ子どもたちが寺に向けて練り歩いた。

泉龍寺まで練り歩いた稚児
泉龍寺まで練り歩いた稚児

 その後、約20人の僧侶による「御開帳開白大護摩法要」が不動堂で行われ、炎が立ち上る中、ご開帳が始まった。

 東京都小平市から訪れた公務員小沼秀男(こぬまひでお)さん(62)は「本尊は大きくて迫力があった。家族の健康をお願いした」と話した。

 風間弘盛(かざまこうせい)住職(55)は「(数えで)25年に1度の行事なので、現在の私たちのことに加え、25年後の社会や家族に対する思いも込めてお参りしてほしい」と話している。

 ご開帳は午前8時~午後7時。最終日の29日は午後3時から閉帳の法要が行われる。