小説家になろうと思ったのは小学生のころですが、本格的な投稿を始めたのは高校二年生。ブランクがあるのは、文字を書くのが下手だったからです。それがなぜ公募生活に入れたかというと、ワープロ専用機が我が家にやってきたから(買ったのは姉)。
生まれた時からパソコンやスマホがある方には実感がわきづらいかと思いますが、ワープロが普及する前は、「自分の書いた文字が活字になる」ということは一大イベントでした。新聞や雑誌の投稿欄に応募したものが載る、というのが一般的な機会だったと思いますが、基本的に、書いたものはそのまま載りませんでした。編集部により編集された文章が掲載され、時には「あれっ。これ書いたの自分!?」と投稿者名を見て気付くくらい、手が入ることもありました。
よって、「自分の書いたものがそのまま活字となる」体験ができるワープロ専用機は、私にはドラえもんの「ひみつ道具」に匹敵するくらい、魔法のアイテムだったのです。
今は(当然ながら)ワープロ専用機ではなくノートパソコン。「百年厨房」の出版と同時に壊れて買い替えたので、4年経過。そろそろ危ない感じ。
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