大量の産業廃棄物が不法投棄されていた現場。撤去や復旧作業を終え、現在は青々とした草が生い茂っている=4月下旬、那珂川町北沢地区

産業廃棄物が大量に不法投棄された当時の那珂川町(旧馬頭町)北沢地区の現場=1991年1月

大量の産業廃棄物が不法投棄されていた現場。撤去や復旧作業を終え、現在は青々とした草が生い茂っている=4月下旬、那珂川町北沢地区 産業廃棄物が大量に不法投棄された当時の那珂川町(旧馬頭町)北沢地区の現場=1991年1月

 1990年に大量の産業廃棄物の不法投棄が発覚した那珂川町(旧馬頭町)北沢地区で、県による廃棄物の撤去と跡地の復旧作業が3日までに終了した。放置された廃棄物の撤去は地域と県政の重い課題となり、解決策として浮上した処分場建設案に住民の賛否は割れた。曲折を経て整備された県営管理型の最終処分場「エコグリーンとちぎ」。県は2023年12月から撤去に着手し、現場から計6万トン超の廃棄物や汚泥をエコグリーンに搬入した。跡地には今、緑化作業による草が茂る。事件から約36年。長年の懸案は、ようやく一区切りを迎えた。