今季の男子プロゴルフツアーは宇都宮市在住のプロ遠藤彰(46)に注目してもらいたい。昨年末、夷隅GC(千葉)で行われたJGTOファイナルQT(予選会)を7アンダーの9位で通過し、今季前半の出場権を獲得した。春のビッグトーナメント、中日クラウンズは予選突破したが66位に終わった。それでも「最後のチャンス。応援してくれる方々の期待に応えたい」と、ツアー初優勝に懸けている。
少年時代はプロスキーヤーを目指した。山形県長井市生まれで、中学卒業後は名門高校スキー部からの誘いを断り、単身で海外スキー留学した。
しかし18歳の時、練習中の転倒で膝に大けがを負い、夢を断念した。その時期にリハビリで始めたゴルフに活路を見いだした。帰国後、福島県のダム造成の土木工事などさまざまなアルバイトをしながら、ましこGC(益子町)の研修生を経て2006年、27歳でプロテストに合格した。英語は堪能だ。
これまで県オープン3勝、県プロ選手権1勝。国内三大大会の日本プロ選手権では15年は初日4位、23年は初日1打差6位、17年の日本ゴルフツアー選手権では初日首位タイと注目を集めたが、「なぜか(上位維持が)4日間続かない」と振り返る。今年の開幕戦、東建ホームメイトカップでも初日68で13位と好スタートを切りながら、2日目76で予選落ちした。レギュラーツアーの最高成績は13年の日本プロ選手権の19位。ツアー賞金獲得総額は約1千万円にとどまる。実力からすれば、まだまだ上を狙えるはずだ。
13年にもQT20位で12試合に出場したが、「これといった成績を残せなかった」。今季はそれ以来の大きなチャンスで、「年齢的にも最後と思っている。やらなければ」と自らを鼓舞する。「プロ20年で課題は技術的なものより、強いメンタル」と強調する。
今月からはセブンハンドレッドクラブ(さくら市)の副支配人となり、多忙な日々を送る。その明るい性格から応援者も多い。今季はまだはじまったばかり。頑張れ!遠藤彰!

ポストする




