石川署長(左)から感謝状を受け取る飯田さん。右はジャック・ラッセル・テリアの「カノン」

 【栃木】栃木署は8日、行方不明になった高齢男性を発見し事件事故を未然に防いだとして、警察犬訓練士である壬生町駅東町、会社員飯田早希(いいださき)さん(42)と、1月に警察犬の嘱託を受けた小型犬のジャック・ラッセル・テリア「カノン」(8歳、雄)に感謝状を贈った。

 高齢男性を捜すため、県警から出動要請を受けた飯田さんとカノンは2月23日午後10時ごろ、平柳町2丁目の県道周辺で捜索を開始した。現場は霧雨が降り嗅覚を生かした追跡が難しく「タフなコンディション」だったと飯田さんは振り返る。小型犬の特性を生かし住宅街の狭い道も捜し歩くなど約3時間活動した。

 「道が違うかもしれない」。そう思った飯田さんはカノンと車で別の道に入って間もなく、脚を引きずるように歩いていた高齢男性を発見した。カノンはほえたり跳びはねたりキョロキョロと周りを見たりして「見つけたことを全身で教えてくれた」と言う。本人確認を行い県警刑事部鑑識課に連絡した。

 飯田さんが生後2カ月のカノンを迎え入れ、2歳ごろから訓練を始めると、全国大会の服従訓練の部で優勝するほどの実力を身に付けた。その信頼関係と飯田さんの機転が功を奏した。

 カノンを「自分の子」と呼んでかわいがる飯田さんは「一生懸命頑張る姿を評価してもらいうれしい」と笑顔を見せた。