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AsiaNet 201519 (0067)
【杭州(中国)2026年5月13日新華社=共同通信JBN】浙江大学医学院附属産婦人科病院(Women's Hospital, School of Medicine of Zhejiang University)は5月7日、創立75周年を迎えました。中国東部・浙江省の省都・杭州市の西湖畔の小さな産科・小児科病院としてスタートした当院は、湖浜、潜江、余杭の3つの近代的キャンパスを擁する第一級の医療機関へと成長し、浙江省、中国全土、そして世界中の患者に医療サービスを提供しています。
「浙江に根ざし、中国に貢献し、世界をつなぐ」とのビジョンを掲げ、当院は中国の特色を生かした世界トップクラスの母子保健医療センターづくりに尽力しています。当院は、持続的な医療イノベーションを通じて、世界中の女性・小児医療のために、拡張性が高く、共有可能な中国流ソリューションを提供し続けています。
科学的イノベーションによる先駆的な飛躍
当院は75年にわたり、1つのシンプルな理念を貫いてきました。それは、医学研究は患者のニーズから始まり、患者ケアに還元されなければならないというものです。
先天性異常予防、婦人科腫瘍学、ハイリスク妊娠、リプロダクティブ・ヘルス、複雑な婦人科疾患といった、世界的に重要な分野に注力している当院は、国際的に認められた数々の画期的成果を上げてきました。その画期的研究成果は、「Science」や「BMJ」をはじめとする一流学術誌に掲載され、世界中の臨床医に広く活用されています。
先天性異常の予防において、当院は世界の最先端に立っています。人工知能(AI)とマルチオミクス技術を組み合わせることで、当院のチームは、AIを活用した家族性乳がんに対する胚の遺伝的リスク評価を行い、妊娠前の段階で高リスク遺伝子を効果的に排除、中国で初めて健康な赤ちゃんを出産させました。
当院はまた、高度な出生前遺伝子検査キットを開発し、非侵襲的出生前スクリーニング(NIPT)を改良することで、中国における重要な技術的課題を解決しました。さらに、「中国新生児マルチオミクスプロジェクト」を主導し、世界の小児医学研究を支える重要な健康データ・ベースライン値を確立しています。
当院は、精密婦人科腫瘍学における標準治療を再定義しました。進行性の卵巣がんや子宮頸がんに対する新たな化学免疫療法レジメンをいち早く導入し、患者の生存期間を大幅に延長しました。また、単一細胞マルチオミクス技術を活用して子宮体がんの新たな分子分類システムを構築し、真の個別化治療を可能にしました。当院の妊娠性絨毛性疾患に対する標準化プロトコルは、国内の基準となっています。
当院は、思春期、出産適齢期、妊娠期、産後回復期、更年期まで女性の一生を網羅した包括的な健康管理システムを運用しています。当院は、母体安全プログラムに支えられ、重篤な妊産婦症例の治療において100%の成功率を維持しており、浙江省が中国国内で最低レベルの妊産婦死亡率を維持するのに貢献しています。
医療の進歩に向けた世界レベルのエコシステムの構築
持続的なイノベーションを支えているのが、強固なプラットフォーム、システム、そして人材です。当院は数十年にわたり、国際基準に準拠した最先端の産科・婦人科向け研究・臨床応用エコシステムを構築してきました。
当院には、教育省傘下の生殖遺伝学重点研究室をはじめとする10以上の国家級、省級の研究プラットフォームが置かれています。これらのセンターは、生殖医療、先天性異常、主要な婦人科疾患、母子の安全を重点分野としています。
当院は、認定研究病棟と、数百万点の臨床検体を保管できる国家級のバイオバンクを運営しており、質の高い医学研究を支えています。その「6つの機能を統合した臨床研究システム」により、研究室での発見から臨床応用までのサイクルを短縮しています。
研究成果の臨床現場への反映を加速させるため、当院はZhejiang Obstetrics and Gynecology Innovation and Translation Alliance(浙江省産科・婦人科イノベーション・臨床応用提携)を立ち上げ、大学、産業界、病院をつないで数十の技術や製品を臨床現場に導入しています。
浙江大学と共同開発した「Shanyu Large Model」は、中国初の産科・婦人科専用AIシステムです。日々の診療にAIを組み込み、臨床診断、科学的分析、個別化された健康管理をサポートしています。
当院は、採用および育成プログラムを通じて人材を育て、若手研究者やポスドク研究員、革新的プロジェクトを支援しています。複数ある名誉賞は、厳格さ、革新性、思いやりの伝統を守り、安定した高業績チームを生み出すのに役立っています。
グローバルヘルス協力への扉を開く
当院のイノベーションは、デジタル化と国際協力を通じて、病院の枠を超えて広がっています。
当院のオンライン母子保健遠隔医療プラットフォームは、一般庶民や遠隔地にも質の高い医療を提供しています。第5世代移動通信システム(5G)と仮想現実(VR)を活用した新生児の遠隔診察、胎児の遠隔心音監視、インターネットを活用した母子在宅ケアなどのプログラムは、国や省のモデルとなっています。遠隔指導、研修、およびインテリジェント経過観察を通じて、当院は中国全土で一次医療サービスを強化しています。
当院は世界的には、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、ルーヴェン・カトリック大学、モナシュ大学など、世界をリードする機関と提携しています。生殖遺伝学や単一細胞マルチオミクスをはじめとする最先端分野で、共同研究や人材育成を行っています。
当院は「一帯一路」構想や開発途上国と連携することで、適切な医療技術の移転、研修の実施、共同手術も行っています。また、中国における先天性異常予防、ハイリスク妊産婦ケア、婦人科腫瘍学の成功事例をアジア、欧州、アフリカの国々と共有しています。
今後、当院は「妊孕(にんよう)性保護」「先天性異常予防」「母子の安全」「患者中心の分娩」「医療の質向上」「デジタルイノベーション」という6つの戦略的プログラムを推進していきます。当院は、妊孕性支援を強化し、小児の健康を増進し、母子医療を全国的に向上させる、革新的で研究志向かつ患者中心の病院となることを目指しています。
75年にわたる献身と発見を経て、浙江大学医学院附属産婦人科病院は、今もなお「命を守り、健康を増進する」という使命に突き動かされています。地域病院から国内有数の医療機関、そして世界に貢献する機関へと発展を遂げた当院の歩みは、世界中の女性や子供たちに対し、中国には永続的かつ意義のある解決策を提供する能力があることを示しています。
ソース:Women's Hospital, School of Medicine of Zhejiang University
75年にわたるケア:世界中の女性と子供たちのために革新し続ける、中国を代表する産婦人科病院
Women's Hospital, School of Medicine of Zhejiang University
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