四半世紀にわたり宇都宮市職員として次世代型路面電車(LRT)事業に最前線で携わってきた前建設部長矢野公久(やのまさひさ)さん(60)。現在は宇都宮ライトレールの常務を務め、4月から岐阜県の政策顧問としてLRTを含む新たなまちづくり構想にも関わる。積み重ねてきた年月への思いとともに、新たなステージに向けた意気込みを聞いた。
JR宇都宮駅の東側で2023年8月に開業したLRTは、需要予測を超える利用があり、今では街の風景に溶け込む存在となった。
-開業まで約30年間、さまざまな苦労があったと思いますが、今の心境は。
「通勤で乗るたび、夢なら覚めないでと思うほどです。言葉にできないほど苦労はありましたが、私だけではない。市や芳賀町、事業者など立場の異なる人たちがさまざまな苦労を重ね、ワンチームになれたからこそ乗り越えられたと思います」
-開業までには市を二分するような議論がありました。
「事業化を
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