【佐野】市内を拠点に地球環境問題に取り組むNPO法人「エコロジーオンライン(EOL)」(上岡裕(かみおかゆたか)理事長)などは、災害時でも太陽光発電でスマホなどの電源を確保できるポータブルタイプの「じぶん発電所」を開発し、被災地支援に活用する「防災ソーラープロジェクト」を始動した。キックオフ事業として、上岡理事長と親交のあるロックアーティストの白井貴子(しらいたかこ)さんと連携したクラウドファンディング(CF)を今月末まで実施している。
同プロジェクトには、EOLと連携して再生エネルギーの普及・啓発に取り組む里山エネルギー株式会社(篁直樹(たかむらなおき)代表取締役)も参加している。
EOLなどは災害時、発送電のインフラ損壊で電力供給がストップした場合に「情報収集だけでなく、心を癒やし励ます音楽を聴くための手段(心のインフラ)も失われる」のを危惧。「じぶん発電所」は、こうした状況をなくすことを目的の一つとしている。
本体の大きさが縦18センチ、横25センチ、高さ14センチ。太陽光パネルで発電した電力をバッテリーに充電する。コンパクトで低コストなのが特徴の一つ。停電時、スマホ充電の電源や、発光ダイオード(LED)のランタンにもなる。作った電気と使った電力がひと目で分かる電力計が付いており、子どもたちの防災・環境教育の教材としても役立てたい考えだ。
プロジェクトは白井さんのデビュー45周年と合わせ、CFサイト「キャンプファイヤー」で45万円を目標に寄付を募っている。寄付は5千円からで、金額に応じて白井さんのメッセージ動画や、独自の「グリーン電力証書」などのリターンがある。寄付金は「じぶん発電所」4台分の製作費などに充てる。
6月からは協賛企業などの募集も始める予定で、上岡理事長は「希望する地域や自治体、施設などに届けていきたい」と意気込みを語る。(問)EOL0283・23・9758。
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