企画「夜に見つめる~まちに灯(とも)る物語~」第4部のテーマは「共に生きる」。学び直しのため県立夜間中学に入った人々、地域との共生を目指す外国人らの人生や思いに焦点を当てた。連載で取り上げた現場から四つを抜粋し、担当記者3人が振り返るとともに、取材を通じて感じた課題などを意見交換した。

(「夜に見つめる」取材班 延藤哲史、大貫茉伊子、小玉義敬)

 栃木労働局によると、県内の民間企業で働く障害者の数は、2025年6月1日時点で6144人に上り、初めて6千人を突破した。3781人だった15年と比較すると約1.6倍に増えた。雇用率も過去最高の2.50%を記録した。

 背景には法規制の強化や企業の意識変化など複数の要因が絡む。かつては身体障害者のみだった雇用義務の対象は、1998年に知的、2018年に精神へと拡大した。

 特に精神の伸びが顕著で、同年の被雇用者は知的の半数以下だったが、25年は知的の1558人に対して1465人とほぼ同水準になった。