第51回菊田一夫演劇賞の授賞式が東京都内で開かれ、俳優の奈緒や上白石萌音・萌歌姉妹、佐藤隆紀らが喜びを語った。
大賞は「大地の子」の上演関係者一同。中国残留孤児を題材にした山崎豊子の小説を初めて舞台化し、高く評価された。代表してあいさつに立った演出の栗山民也は「(戦争による)犠牲者の方の癒えぬ魂を救うのが今、生きている私たちの責任」と力を込めた。
出演の奈緒と萌歌も登壇。奈緒は「このような素晴らしい作品にまた携われるよう、日々丁寧に精進したい」とほほ笑んだ。萌歌は「戦後80年がたった今、改めて大切な人の目を見て話せること、自分の命がここにあることのとんでもなさを感じている」としみじみ。
続く演劇賞受賞者のスピーチでは、萌音が「幼い頃に抱いた演劇への憧れを大切に、いつもわくわくしながら精進したい」と決意を新たにした。
佐藤は「自分は福島県喜多方市のラーメン屋の息子。気の利いたことは言えないので」と前置きして「ありがとうございました~!」とミュージカル風に歌い上げ、会場の喝采を浴びた。
演出家の松尾スズキは同賞の受賞に「うれしいです…」と絞り出すようにコメント。「ずっと賞に縁がなかったけど、ふざけずにやれば取れるんだ」と冗談を交えて喜びを表現した。
授賞式には演劇賞の俳優石川禅、特別賞の演出家岡田敬二も出席した。
授賞式は6月10日に行われた。
ポストする












