~乳幼児用ベッドガード・ベビーカーの事故を防ぐために~
新しい命を迎える喜びとともに、ちゃんと守ってあげられるだろうかという不安を感じる――それが、これから子育てを始めるご家庭での自然な気持ちではないでしょうか。子供用製品によるこども(※1)の製品事故を未然に防止するため、2025年に改正消費生活用製品安全法等が施行され、子供用特定製品の枠組みが設けられました。
2015年から2026年6月現在までの約10年間にNITEに通知された製品事故情報(※2)では、乳幼児用ベッドガードでマットレスとの間に挟まりこどもが死亡する事故が4件、ベビーカーで段差につまずき転倒するなどのこどもの重傷事故が11件発生しています。
乳幼児用ベッドガード及びベビーカーが新たに子供用特定製品に指定され、2026年7月から、技術基準適合確認及び警告表示等を行い、子供PSCマークを付した製品でないと販売できないといった規制がスタートします。
これから出産や子育てに向けた準備を行うご家庭では、デザインや価格だけでなく、技術基準等に適合した製品を選ぶこと、そして対象年齢や正しい使い方を守ることが、こどもの事故を防ぐ上で重要です。
これを踏まえ、独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、こどもの事故防止に向けた注意喚起を行います。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O19-NK398p5v】
■「乳幼児用ベッドガードの事故」を防ぐポイント
・対象年齢・月齢を必ず守り、出生後18か月未満の乳幼児には使用しない
・設置するときに取扱説明書の指示どおりに固定し、マットレスとの間に隙間が生じないようにする
■「ベビーカーの事故」を防ぐポイント
・使用時にはシートベルトを着用する
・折りたたみの操作は乳幼児から離れた場所で行い、ベビーカー開閉時の指の挟み込みに注意する
・走行の際には段差や溝に注意して操作する
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O4-7M8re0WJ】
(※) 本資料中の全ての画像は再現イメージで、安全に配慮して撮影しています。実際の事故とは関係ありません。
(※1)本資料中では「こども」「乳幼児」は6歳以下とします。「乳児」は1歳未満、「幼児」は1歳~6歳以下とします。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含みます。
乳幼児用ベッドガードで気を付けるポイント
対象年齢・月齢を必ず守り、出生後18か月未満の乳幼児には使用しない
乳幼児用ベッドガードは、必ず対象となる年齢・月齢を確認して使用しましょう。出生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用してはいけません。
寝返りを打ち始めると想像以上に動きますが、マットレスとの隙間に挟まれた場合に自力で脱出することができず窒息するおそれがあります。
特に自力で抜け出せない乳児にとって重大なリスクになるため、対象年齢・月齢未満のこどもがいる家庭においては、お子さんが乳幼児用ベッドガードを使用した状態の大人用ベッドで寝かせることがないよう、対象年齢を遵守しましょう。
なお、一般財団法人製品安全協会が定めるSG基準(※3)では、対象年齢は出生後18か月から60か月と定められています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O20-4cTTLuX0】
(※3)一般財団法人製品安全協会が定める安全基準です。SGは、Safe Goods (安全な製品)を意味しています。
取扱説明書の指示どおりに固定し、マットレスとの間に隙間が生じないようにする
乳幼児用ベッドガードは、取扱説明書の指示に従って固定し、マットレスとの間に隙間ができないよう取り付けましょう。また、隙間が生じていないか日常的に確認しましょう。隙間以外にも、取り付ける位置等についても注意が必要です。
使用している際に隙間が生じた場合は、タオルなどで隙間を埋めることも避けてください。乳幼児がタオル等に顔を埋めたりすることによって窒息する危険性があります。どうしても隙間ができてしまう場合は、使用を中止する必要があります。
また、乳幼児用ベッドガードを使用すること自体が適していないベッドやマットレスも存在します。サイズも含め、使用しているベッドに適した製品選択をしましょう。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O21-9Towu5KM】
ベビーカーで気を付けるポイント
シートベルトを着用する
ベビーカーに乗せる際は、製品の警告表示を確認した上でシートベルトを着用しましょう。ちょっとした揺れや段差を乗り越える際に、赤ちゃんが前に滑り落ちる危険性があります。
安全のため、必ず毎回しっかり固定されているかどうかを確認する習慣をつけることが大切です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O22-Sx1SJy44】
折りたたみの操作は乳幼児から離れた場所で行い、ベビーカー開閉時の指の挟み込みに注意する
ベビーカーを展開する操作を行った際に、こどもがベビーカーに手をかけていることに気づかず、生じた隙間にこどもの指を挟んでしまったという事故が発生しています。
折りたたみの操作はこどもから離れた場所で行い、こどもが近くにいるときは、ベビーカーの開閉操作を行わないように注意してください。
ベビーカーを開閉する際には、こどもがベビーカーに触れていないか確認するようにしましょう。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O23-36XlLLW7】
走行の際には段差や溝に注意して操作する
ベビーカーの車輪が路面の段差、側溝の蓋の穴や溝などに引っかかったり、はまったりすると、転倒につながるおそれがあります。走行する路面の状態を確認するとともに、段差や溝がある路面を通過する必要があるときは、注意しながらゆっくり操作しましょう。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O24-mAaO2442】
事故事例を確認【NITE SAFE-Lite(ナイト セーフ・ライト)のご紹介】
過去にどのような事故が発生しているか確認する
NITEはホームページで製品事故に特化したウェブ検索ツール「NITE SAFE-Lite(ナイト セーフ・ライト)」のサービスを行っています。製品の利用者が慣れ親しんだ名称で製品名を入力すると、その名称(製品)に関連する事故の情報やリコール情報を検索することができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606171032-O14-PjV3gVXi】
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/safe-lite.html
子供用製品を入手する際に気を付けるポイント
ベビーカーなどの子供用製品は、こどもの成長により使用できる期間が限られているため、譲渡されることが多いと考えられます。また、出産祝いなどでプレゼントされることも多いようです。
事故を防ぐために、以下のポイントに気を付けましょう。
耐用年数または標準使用期間が過ぎていないかを確認する
ベビーカーは一人のこどもが使用する期間を前提に製造されているといわれています。取扱説明書を確認し、使用できる期間を過ぎていないかに注意しましょう。
取扱説明書も同時に入手し、正しい使用方法や使用時の注意点について把握してから使用する
取扱説明書はインターネットで製品の型番を検索することでも入手できる場合があります。事故を防ぐため、正しい使用方法などをよく確認するようにしましょう。
こどもの命を守るため、あわせて知ってほしい「こどもの誤飲事故」
最後に、こどもの誤飲事故についてもお伝えします。成長に伴い「指で物をつかむ」など運動機能が発達する一方で、おもちゃやその部品の誤飲事故が発生しています。また、近年の立体的なデコレーションシールの流行に伴い、床などに落ちたシールの誤飲事故が懸念されています。
こどもの誤飲事故を防ぐために、以下のポイントに気を付けましょう。
おもちゃやシールなどで遊ぶ前に対象年齢と注意事項を確認する
鋭利な部分、外れやすい部品がないかこまめに点検する
おもちゃやその部品、剥がれたシールは、こどもの手の届かない場所に保管する
万が一誤飲して、声を出せない、苦しそうな呼吸、顔色が急に青くなるなど窒息が疑われる変化が現れた場合は、すぐに背中を叩く「背部こう打法」などの応急処置をして吐き出させましょう。それでも吐き出さない場合は直ちに119番通報しましょう。
今回の注意喚起動画はこちら
>> 乳幼児用ベッドガード「対象年齢・月齢未満のこどもが マットレス等 との間に挟まって窒息」
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=oiv4brDbsts】
>>ベビーカー「段差につまずいて転倒」
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=4FlVwroLliM】
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE) 製品安全センターの概要
NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に年間およそ2千件の事故情報が寄せられます。製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。
【注意喚起】こどもの命を守るため、今知ってほしい
独立行政法人製品評価技術基盤機構
11:00
ポストする




