黄褐色の花を咲かせたツチアケビ

 【塩谷】原荻野目、農業高橋孝一(たかはしこういち)さん(72)の所有する道下の山林で、ツチアケビの花が見頃を迎えた。昨年より2週間ほど早く、群生した約20株が黄褐色の小ぶりでかわいらしい花を咲かせている。

 ラン科のツチアケビは光合成を行わず、キノコのナラタケに寄生して栄養分をもらって育つ。県立博物館によると、これほど群生するのは珍しいという。

 高橋さんは「切り倒したナラの根に生えたナラタケに寄生したのでは」と推測する。山林の下草刈りをした部分だけで20株ほど群生し、奥にもまだ生えているという。

 9月末ごろに赤いバナナのような実を付けるとみている。「今年もたくさん実を付けてほしい」と願っていた。