シニア層の人々と企業担当者との交流会。自分の経験や価値に気づく場ともなる=東京・京橋(一部の人物の顔をモザイク加工しています)

 「BEYOND AGE」の市原大和代表=東京・京橋

 ポップアップイベント「ソフトクリームの歴史展」のイメージ画像(提供写真)

 WAKANA「Adjacent Balloons-Pink&Green」(左)、「Neighboring Balloons-Metallic Green&Yellow Green」(提供写真)

 トゥモローランドがポップアップストアで紹介するミラノのブランド「ベア・ボンジャスカ」のジュエリー(提供写真)

 シニア層の人々と企業担当者との交流会。自分の経験や価値に気づく場ともなる=東京・京橋(一部の人物の顔をモザイク加工しています)  「BEYOND AGE」の市原大和代表=東京・京橋  ポップアップイベント「ソフトクリームの歴史展」のイメージ画像(提供写真)  WAKANA「Adjacent Balloons-Pink&Green」(左)、「Neighboring Balloons-Metallic Green&Yellow Green」(提供写真)  トゥモローランドがポップアップストアで紹介するミラノのブランド「ベア・ボンジャスカ」のジュエリー(提供写真)

 ◎今週の一推しピック

 ▽「シニアの活躍を支援するBEYOND AGE」(中央区)

 深刻化する労働力不足を背景に、シニア層の知見と企業をつなぐマッチングプラットフォーム「BEYOND AGE」の市原大和代表に、シニア雇用の現状と今後の展望について、京橋のオフィスで聞いた。

 同社は意欲あるシニア層と豊かな経験を求める企業との顧問契約の仲介や、独立・起業のサポートなどを行う。シニア向けのAI研修も実施。再雇用制度で満足できなかったシニアが自立し、再び輝く事例を数多く生み出してきた。

 創業の原点は、新卒で入社した東京海上日動火災保険での市原さんの経験だ。「転勤先の中東などで60歳以上の人々が主役として輝く姿に感銘を受けた」。一方、帰国後に目にしたのは優秀な先輩たちが定年後に一線から退く日本の企業の現実だった。

 シニアを“お荷物”扱いするようなメディアや世間の風潮にも疑問を抱き、「長年の経験が正当に評価されない社会を変えたい」と15年勤めた同社を退職。2021年に独立、22年にBEYOND AGE社を起業した。

 「独立を、清水の舞台から飛び降りるように感じるのは思い込み。何歳からでも階段は上がれる。第二の人生が面白くなる」と、労働寿命が延びた日本に希望を見いだす。「シニアの能力を適切に生かせないまま、今日まできてしまった社会の経済的損失は本当に大きいと思う。都市部のシニアの知見を全国へ還流させることで、低迷を抜け出せるはず」

 近年は企業とのマッチングに加え、地方自治体との連携にも注力。24年には山形県西川町と包括連携協定を締結した。「都市部のシニア人材を紹介し、地方自治体のIT化やDX推進を伴走支援している」

 シニア層がデジタルに弱いとされる一般的イメージには異論があるという。「生成AIは経験に裏打ちされた適切なインプットが多いほど、正確で豊かな情報を出力する。シニアとAIの相性は抜群に良いと思う」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【3日(金)】

 「ソフトクリームの歴史展」(3~5日、渋谷区)

 ソフトクリームの日本上陸75周年を記念したポップアップイベントが、渋谷の「ZeroBase渋谷」で開かれる。長く親しまれるスイーツの歴史と文化に深く触れる場として、ソフトクリーム総合メーカーの日世(大阪府茨木市)が企画。

 日本で初めてソフトクリームが販売されたのは1951年7月3日、明治神宮外苑で行われた進駐軍主催のカーニバルの模擬店だったとされる。以来、全国各地のデパートや売店で定着していった歴史などをパネルで紹介する。会場には1・5メートルの巨大なソフトクリームのオブジェが登場。簡単なクイズが配布され、全問正解した人は、無料で高級ソフトクリーム「CREMIA(クレミア)」3種を試食できる。

 ▽「個展 icmy」(~6日、港区、入場無料) 

 期待の若手アーティスト、WAKANAさんによる個展が、南青山のGARDE ART GALLERYで開催されている。

 1998年生まれ。大学卒業後に就職したが、創作への強い思いから半年で退社。現代美術家・奥田雄太さんのアシスタントを経て、2022年に活動を開始した。

 新作9点は、あらゆる色の源である三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)を人間の多様な個性に置き換え、風船をモチーフに心の機微を描いた。光の入り方や重なりで表情を変える風船の描写は、周囲の環境や人間関係で揺れ動く人の姿そのものに見える。「強度の違いや光の反射で一つずつ質感が異なる風船を複数並べて描き、他者との関係や距離感を常に意識せざるを得ない現代社会に重ね合わせた。感情は日々移ろうが、ぶれない自分を失いたくない」とWAKANAさんは語る。

 今回は具象に抽象表現を加えることで、より深い心のあり方を示せたという。心に閉じ込めた感情が時とともに変化していく過程を、鮮やかな色彩で表現している。 

 AI技術が台頭する現代でも、人は人間関係の悩みや葛藤から逃れられない。誰かの言葉に傷つけられた経験を作品に昇華させ、見る人に自分をいたわり前進してもらいたいという。「誰もが“自分の芯”を取り戻すことのできる作品をこれからも描いていきたい」

 ▽「トゥモローランドがミラノのジュエリーブランド紹介」(~5日、渋谷区)

 セレクトショップを展開するアパレル企業「トゥモローランド」の渋谷本店で、イタリア・ミラノ発のジュエリーブランド「ベア・ボンジャスカ」のポップアップストアを開催している。トゥモローランドのブランド「CABaN」のニュウマン高輪店にも巡回(8月13~23日)。

 ベア・ボンジャスカは、ポップアートとファインジュエリーを融合させた、カラフルで遊び心あふれるデザインが世界で高い支持を集めている。

 つたのように指に巻きつく有機的なフォルムや、ビビッドなエナメル使いが特徴。イベントのために制作されたドット柄やフラワーモチーフのリングを販売する。

 約20色から選べる人気のリングシリーズや、全アルファベットに対応したイニシャルネックレスのカスタムオーダー会も実施。

 ギャラリーCABaNニュウマン横浜店(9~19日)、「ランド オブ トゥモロー」心斎橋パルコ店(29日~8月9日)でも開催。