今年で108回目を数える全国高校野球選手権栃木大会。元高校球児で運動記者を長く務めた下野新聞社の運動部長が、これまでの大会の名場面や記憶に刻まれたエピソードを明かす。

■本気で甲子園目指す執念

 宇都宮高時代、野球部に所属していた私には忘れられない記憶がある。

 1992年の夏の県大会4回戦で、佐野日大が足利工に3-2で延長十回サヨナラ勝ちした。次の試合に備えてベンチ裏で待機していた私が目にしたのは、佐野日大の

足利工-佐野日大4回戦を報じる下野新聞記事(1992年7月22日付16面)
足利工-佐野日大4回戦を報じる下野新聞記事(1992年7月22日付16面)