参道に設置された風鈴のトンネル

 【塩谷】船生の観音寺は12日に同寺で開く「青葉まつり」に向け、風鈴のトンネルを参道に設置した。9日までに約800個の風鈴がつるされ、涼しい音色を境内に響かせている。

 風鈴トンネルは2035年の同寺開山1200年に向けて、地域の人たちに親しみを持ってもらおうと初めて企画。特に交通手段が限られ、遠出できない高齢者に楽しんでもらいたいとの思いで設置した。

 高さ2.4メートルのヒノキの台を作り、約30メートルの参道を覆うようにして風鈴をつるしている。

 青葉まつりは真言宗の開祖、弘法大師空海(くうかい)の誕生を祝う祭りで、同寺では70年ほど続く恒例行事。当日の参拝客が掲げる分も含めると、千個もの風鈴がずらりと並ぶ。風鈴トンネルはお盆まで設置する予定。

 檀家(だんか)の手塚一信(てづかかずのぶ)筆頭総代(79)は「船生地区の新しい夏の風物詩になってくれれば」と期待する。遠藤隆尚(えんどうりゅうしょう)住職(37)は「澄んだ音色を聴き、日々の忙しさの中で忘れがちな、身近な人への感謝に心を向けてほしい」と参拝を呼びかけている。