表情にはあどけなさが残っていた。7月上旬、喜連川少年院の一室。記者が向き合った少年(18)は明るく、人懐っこい印象だった。素朴な丸刈りだけが今どきの若者と一線を画す。少年は闇バイトを通じて窃盗事件を起こし、逮捕された。少し砕けた口調で過去を語り始めた。
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高校卒業が近づいていた今年の冬だった。17歳だった少年は就職が決まり、遊びたい盛り。当然のように酒を飲み、はやりのブランドの服を買い求めた。日々のアルバイトでは金が足りなかった。
「お金欲しいんだよね」。友人との雑談でこぼすと、提案された。「“仕事”紹介してくれる人、教えようか?」…
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少年4人が実行役として逮捕された上三川強盗殺人事件は14日で発生から2カ月となる。少年たちはなぜ闇バイトに加担し、捨て駒に落ちていくのか。さくら市の喜連川少年院では現在の在院者約80人のうち、十数人が闇バイトを通じて犯罪に関わっていた。肉声から実像に迫る。(「闇を断て」取材班)
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