「どういうブロッコリーがいいのか、スーパーの野菜売り場などを見て研究しました。また、小山の土質に合うブロッコリーの品種はどういうものか、試行錯誤を繰り返しています」
堅いほうが美味
ブロッコリーは1月に定植、4月から収穫が始まります。増山さんが生産するブロッコリーは「葉付きブロッコリー」です。傷みが少ない上、目が細かく堅いのが特長です。「レタスは柔らかいほうがいいが、ブロッコリーは堅いほうが美味しいです」といいます。美味しいブロッコリーはつぼみ部分が小さく密にまとまっていて、こんもりと盛り上がっているものを選びましょう。茎の切り口はみずみずしく、空洞がないものが美味しいです。
JAおやまのブロッコリー部会は会員が103人です。60代から80代の生産者が多いですが、近年20代の若い生産者も増えているといいます。増山さんは「最初は個人でやっていましたが、人数が増えてきました。これからはJAおやま以外のブロッコリー生産者との交流が活発になっていけばいいですね」と話します。
安全安心を食卓に
増山さんと妻の政美(まさみ)さんに美味しいブロッコリーの食べ方を教えてもらいました。
「塩茹でが一番です。電子レンジでチンをしたり、蒸して食べるのも最高ですよ。なんといっても収穫したてのものが一番です」
増山さんは「今年のブロッコリーは堅く育っているので品質はいいと思います。新鮮で甘くて、安全安心なブロッコリーを食卓に届けたいですね」と話しています。

雑学辞典
ブロッコリーとは 原産地はイタリアを中心とした地中海沿岸。キャベツの変種であるカリフラワーを品種改良して作られた。日本には明治時代に入り、第二次大戦後に本格的に栽培が始まった。広く一般に出回るようになったのは1980年代ごろという。
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