
JAなす南では、女性会が中心となってペットボトルのキャップを回収。売却益の一部をポリオワクチンの購入代として寄付する活動を行っています。活動のきっかけは、「すべての人に健康と福祉を」という目標を掲げるSDGsに貢献しようというものでしたが、今では「ペットボトルのキャップの回収といえばJA」と地域に浸透。年間を通じて管内7カ所で回収を行っています。回収されたキャップは3カ月毎に業者に引き渡され、その売却益はユニセフと協力して途上国の子どもたちにワクチンを支援しているNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付されています。

担当者は、コロナ禍をきっかけに今まで以上にペットボトルを使用する機会も増えた印象だそうで、特に夏場を過ぎたあとの回収量の多さには毎年驚くといいます。3月19日に引き渡しが行われました。24年度は503㌔のキャップを回収。これは、約20万個、ポリオワクチン50・3本に相当します。

JAなす南では、この他にも女性会等が中心となって食料品を地元社会福祉協議会に寄付するフードドライブ活動を展開中。新年度もペットボトルのキャップの回収とフードドライブを柱に社会に貢献する活動を地元の人たちと一緒に取り組んでいくそうです。問い合わせは、JAなす南経済部生活福祉課☎0287・96・6176。
